タラ丸ごとの“じゃっぱ汁”~ローカルフードの旅 青森編(2)

冬の津軽を旅したときのこと。
日も落ちた吹雪の中、宿を探して歩いていると、遠くにあたたかそうな店の灯りをみつけました。
思わず暖簾をくぐると、カウンターの向こうにはかっぽう着を来たおばちゃんたちの笑顔。席に座ると、まだ注文もしないうちから、「まずはじゃっぱ汁で温まって」といって、どんぶりにたっぷり入った“じゃっぱ汁”を差し出してくれました。
それは、ぶつ切りにしたタラと野菜がたっぷり入った青森の郷土料理。湯気の立つ温かい汁をひとくちすすると、雪で凍えた身体がじんわりと温まっていくのがわかりました。上の写真は、その時私たちが訪れた弘前市の「しまや」にて。
タラのじゃっぱ汁は、タラをまるごと使って作ります。特にいい味を出すのが、地元では“アブラ”と呼ばれる肝の部分。濃厚な風味をプラスし、こっくりとした味になります。一緒に煮込むのは、大根やネギなどの野菜。青森では正月料理にもなっているそうです。(下の写真はBlue Beam Netより)

© Blue Beam Net
冷えた体を芯から温めてくれる、青森のローカルフード。冬の寒い中でこそ、味わってみたい料理です。


